企業公式アカウントのコンテンツフリーライド問題について

昨日の夜のTwitterのトレンド上は、見事に『鬼滅の刃 無限列車編』関連の言葉で埋め尽くされていたわけですが、そんな中「CM多すぎ」という言葉もトレンド入りした。

僕も一視聴者として「CMばっかやな・・・」って思ったし、そのCM群の中に自社のCMも2回ほど混じっていたので、「ほんとごめんなさい・・・涙」という気持ちにもなってしまったわけでありまして。

一方で、「CM無しでも見れるんやで、映画館て知ってる? 1,500円払えば誰でも見られるんやで」とか、それらに付随して「テレビで見るのは無賃乗車」という具合にCMの多さを嘆く人たちを揶揄する表現も飛び交い、なかなかTwitterらしい世界観が構築されていたこともまた面白かった。

映画終盤にはクライマックスシーンをぶつ切りにせずに長尺放送しつつCMの回数を減らして放送されていたため、フジテレビ系列の編成への非難の声もほとんど起きなかったと認識している。終盤に流れたCMがすべて『鬼滅の刃』と公式にコラボした、コナミやKDDIといった会社のCMだったことも、一広告主観点では良かったのではないかと思っている。

そんな中、僕が問題視しているというか、本当に苛ついていることがある。それがこれらの「企業公式アカウントの投稿」である。

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ブランド側が求めるパートナーの理想形とは

友人からリクエストがあったので、表題の内容について書きますね。一応前提として、私はブランド側、つまり広告主側とか事業会社側と言われる方のMarketing担当者、という立場にあります。その一方で、最初に勤めた会社はパートナー側(事業支援会社)だったので、ある程度両側面から客観的に語れるように努めようと思います。

ちなみに友人からのリクエストテーマは下記の通りです。

ブランドが求める理想のパートナー像。現代における。 もしくはブランド担当者のタイプに合わせた最適なフォーメーション。

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「広報」の仕事と「批評性」と「ストーリーテリング」について考える

今回は「広報」という仕事について考えてみようと思っています。一年ぶりの更新です。なお、僕は「広報」という仕事をしたことが無いです。あくまで「アナリスト」であり「デジタルマーケティングテクノロジーに詳しい人」でしかありません。

一方でこういう一面もあります。僕は音楽や映画、マンガや小説について、ある程度語れる知見があります。仕事より文化的なことが好きです。仕事したくありません。早くベーシックインカムくれ、収入下げて楽な仕事に転職するから。と思っている、そんな人間であります。その前提で読んでいただければ幸いです。とっても偏った考え方ですから。

なお、広報(PR)と言っても、コーポレートPRやマーケティングPRなど、ある程度区分されることは知っている。詳細な区分や定義は深く理解できていないけれど。本稿はおそらく、上記の区分だとどちらにも当てはまる話なのだと思って書きます。

そんな面もありつつ、「広報」という仕事を意識しなくてはいけない立場にもあります。なので、この記事が炎上しないことを切に願いながら書きます。炎上させないで!!やめて!!

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