※注意※本稿における記述コードはあくまでデータ分析担当者が適当に書くレベルのJavaScriptなので、そのままサイトに適用すると不具合等が生じる可能性があります。あくまで本稿内のJavaScript記述はサンプルですので、実際に実装する場合はそのまま適用せず、ちゃんとコーディングのプロに依頼・検証の上で実施してください。
スマホの電話番号タップをマイクロコンバージョン的に取得する、なんていうシーンもいろんなとこで増えてきているのだろうと思う今日この頃。
なので、スマホの電話番号タップを計測する方法でも書こうと思います。
スマホサイトで電話番号ボタンをタップすると、「発信」or「キャンセル」の選択画面が出ると思います。「発信」選んだか「キャンセル」選んだのかまでは測れませんが(多分)。とりあえず、電話番号ボタンが押されたタイミングでタグ飛ばすのは割と簡単です。
ちなみに、clickイベントでも計測できかもしれないのですが、実際のとこよくわかってないので(実機検証がメンドくさい・・・)、あえてスマホのタップイベントで計測できるようにします。
さらっと手順を書きますと。
- 電話番号ボタンをdivかなんかで囲って、idなりclassなり振る。
- ページでjQueryライブラリ読み込む。(無くても良いけど有る方が楽なので。)
- 計測用のJSファイル内に電話番号タップ計測用の記述を書く。もしくはタグマネで計測用コンポーネントを作る。
- あとは勝手に計測されていく。
以上です。
では具体的に。
1.電話番号ボタンをdivかなんかで囲って、idなりclassなり振る。
<div id=”telbutton”>
<a href=tel:**********>
<img href=”/imf/~~.jpg”>
</a>
</div>
みたいな感じで。
2.jQueryライブラリ。
割愛。
3.JSの記述。
$(“#telbutton>a[href^=tel]”).bind(“touchstart”,function(){
/*ここに計測用の記述書く*/
})
という具合で。
例えばGAだったら。
$(“#telbutton>a[href^=tel]”).bind(“touchstart”,function(){
ga(‘send’, ‘event’, ‘tapevent’, ‘tel_tap’, this.href);
})
みたいな感じになるのだと思います。
Adobe Analyticsだと。
$(“#telbutton>a[href^=tel]”).bind(“touchstart”,function(){
s.events=s.linkTrackEvents=”event1″;
s.eVar1=”telephone button tap”;
s.linkTrackVars=”events,eVar1″;
s.tl(true,”o”,”telephone button tap”)
})
みたいな。
こんな具合で、JSファイルなり、タグマネのコンポーネントなりに仕込んでおけば良いと思います。
4.結果。
あとは計測結果が溜まってのお楽しみ。一応自社のスマホサイトでは問題なく稼働してます。
ちなみに、やろうと思えばAdwordsなりその他広告タグも飛ばせます。タグによってはとても面倒な上、技術上の問題を引き起こす可能性があるので、これまた専門家に要相談ですが。
ということで、電話番号タップも計測できれば、リスティングやスマホ広告の効果を測る上での足しにはなるのではないでしょうか?
以上です。