『How Google Works – 私たちの働き方とマネジメント』

『How Google Works – 私たちの働き方とマネジメント』
著:エリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ

読んだ。Google会長エリック・シュミットと、ジョナサン・ローゼンバーグが書いた、タイトルの通りのGoogleにおける「働き方」と「マネジメント」の本です。非常に楽しく拝読させていただきました。

一言で申し上げると、これは「若い人が読むべき本」なのだと思います。

序盤読み進めていくにあたって、どちらかというと戦略論的な話が中心で、企業のマネジメント層が読むような本かな、という感触。その一方で、ほとんどの日本企業のトラディショナルなエグゼクティブ層はこれを実現することができないだろう、という諦めと、Googleという企業に対する羨望を抱くような良著だということを思いました。

少し長くなりますが、例えば序盤の一節を引用させていただきます。

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『MAKERS―21世紀の産業革命が始まる』

『MAKERS―21世紀の産業革命が始まる』
クリス・アンダーソン著

読んだ。まぁまぁ面白かった。モノづくりに関する事例、3Dプリンタとかなんとか、オープンソースがどっちゃらこっちゃらと。

技術の進歩により、製品のプロトタイプは簡単に製作可能となり、製品の改善はネットワークを用いてオープンな環境で取り組むことで、その進化速度が飛躍的に向上する。また、大量生産品ではなく中規模の生産量であれば、むしろ中国や東南アジアに委託するよりも、近場の工場で生産するほうが効率的となり、アリババに代表されるようにサプライヤーを探すことも容易になった。

これまで、プロダクトの製造には企業の持つ大きな工場が必要であり、常につきまとった著作権や開発速度の課題はもはや存在しない。物質的生産(アトム)の世界とデータ(ビット)の世界が融合して、ニッチな産業にも多様性が生まれ、よりクリエイティブな世界が広がっている、というようなこと。また、資本もクラウド・ファンディングを利用することで、資金調達と同時に実際の需要を図るマーケティング活動にも役立つ、と。

そういった内容が、これからの産業変化に対する期待と予測を踏まえつつ、多くの事例を交えて書かれていた。

ちなみに余談ながら、Etsyのこととかも書いてあった。https://www.etsy.com/。Etsyの良さは、商品の一覧性が高いってとこだと思う。商品一個一個の見せ方が上手い。なぜ国内のECサイトはこれを取り入れないのか。