「夜好性」をマーケティング的に解釈する。

今話題の三組のアーティストについて解説してみようと思う。トレンドに疎いおじさんマーケターたちに解説しましょう。

三組の共通点

「夜好性」と称されるように、「夜」という言葉が共通項の3組だが、音楽的に紐解くと意外と共通項は少ない。強いてあげるならば、YouTubeをはじめ、SNSを中心に爆発的な再生回数を記録している、という点だろう。そういったプラットフォーム特性を読み解いているからなのか、3組ともMVがアニメーション

作曲

ヨルシカとYoasobiは、ボカロコンポーザーとボーカルが組んだユニットである。一方で、ずっと真夜中でいいのにはシンガーソングライター的な存在たるACAねを中心としたバカテクバンドである。つまり出自が大きく異る。

音の作り方

ヨルシカとずっと真夜中でいいのにが生音を入れている一方で、Yoasobiは打ち込みを基盤とした音作りをしている。

レコード会社

ずっと真夜中でいいのにがEMI、ヨルシカがユニバーサル、YoasobiがSMEとバラバラである。新人発掘力の高いVictorが乗り遅れたのも時代の流れなのかな、と思う。

さて、次くらいから、各アーティストの分析とマーケティングのお話をします。

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「広報」の仕事と「批評性」と「ストーリーテリング」について考える

今回は「広報」という仕事について考えてみようと思っています。一年ぶりの更新です。なお、僕は「広報」という仕事をしたことが無いです。あくまで「アナリスト」であり「デジタルマーケティングテクノロジーに詳しい人」でしかありません。

一方でこういう一面もあります。僕は音楽や映画、マンガや小説について、ある程度語れる知見があります。仕事より文化的なことが好きです。仕事したくありません。早くベーシックインカムくれ、収入下げて楽な仕事に転職するから。と思っている、そんな人間であります。その前提で読んでいただければ幸いです。とっても偏った考え方ですから。

なお、広報(PR)と言っても、コーポレートPRやマーケティングPRなど、ある程度区分されることは知っている。詳細な区分や定義は深く理解できていないけれど。本稿はおそらく、上記の区分だとどちらにも当てはまる話なのだと思って書きます。

そんな面もありつつ、「広報」という仕事を意識しなくてはいけない立場にもあります。なので、この記事が炎上しないことを切に願いながら書きます。炎上させないで!!やめて!!

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僕が会社を辞めた理由

2019年1月末付けで今の会社を辞めました。前の会社はInternet Service Providerの大手だったわけで、良い会社だったんですけど、辞めました。

もうすでに新しい会社に入って3ヶ月が経過しようとしてるわけですが、あらためて前職を辞めた理由でも書いてみようかと。

一応このブログは匿名ブログなので、在籍期間とかは伏せる。まあ割と長く国内の事業会社でデジタルマーケティングに携わってきたわけで。ここ数年のデジタルマーケティング界隈は、毎年のようにテーマが変わり続け、新たなバズワードが生まれてきたこともあって、長くいた割にはマンネリすることもなく楽しめた。とても良い時期に、良い会社で、個人的に充実した仕事ができたと思っています。

転職のきっかけ

充実はしていた一方で、やっぱり転職することにした。理由は明白である。以下の過去記事に書いたことが一番大きい。

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