2013/10/30、Search Summit Tokyo 2013たるものに行ってきた。(自費で)
リスティング広告とSEOの両側面から、その過去・現在・未来を語る本イベント。
リスティングとSEOで計2時間程度のパネルディスカッション形式だったが、リスティング・SEO共に素人に毛が生えた程度の私にとっては、非常に示唆に富み面白い内容だった。
以下、備忘のためざっとポイントだけ書き残す。
《SEO》
全般通して、やはり技術的な側面よりも、よりユーザーの行動、課題解決に向けたアプローチの重要性という点が強く伺えたように感じる。
“(not provided)の影響は?”とのお題に対して、辻さんが「影響はめちゃくちゃ大きい」とおっしゃられていた。
「”影響は特にない、ウェブマスターツールで補完できる”みたいなこと言う人もいますけど、WMTなんて実際の検索流入と凄くかけ離れているじゃないですか。めちゃくちゃ影響大きいです」的な内容。
すいません・・・、私ウェブマスターツールでなんとかできると思ってました・・・。ごめんなさい・・・。
加えて、「Yahooもいつまで検索ワードを残してくれるか分からないので、SEOに取り組むなら今のうちに肌感を掴まないといけない」とのこと。
早急に取り組みます!!
また、iRepの渡辺さんは同様のスタンスである一方、「今まで見えていたものが見えなくなったことで、キーワードレベルでの態度変容が起こるプロセスをちゃんと考える機会にもなる」との前向きな見方も示されていました。
確かに!! 目から鱗。 超本質じゃないですか。
“人材育成”のお題では、渡辺さんがまず一言「いろいろなものが絡んでいるので、非常に難しい」とのこと。おっしゃるとおりで。
ただ、三つのことを絶対に守るルールとしているとのこと。
- 一線を超えない
- アルゴリズムの裏をかかない
- 順位を上げることを目的にしない
もうこの時点でiRepさんにSEO頼みたい!って思いましたよ、えぇ。
また、楽天三沢さんは部下の評価として下記の3つのポイントを挙げられてました。
- コンサルティング
- 仕組化の促進
- R&D
中でも、多くの事業部を抱える楽天さんならでは、という部分もありつつ、やはりいかに運用側に影響を及ぼしていくか、という点の重要性は非常に共感を抱く部分です。
そして辻さん曰く、「合ってる人を捕まえる」と。
ある意味これはもう本質だな、という感じ。
SEOに限らず、ウェブマーケティング全般的に、優秀さってのはもはや才能に関わるものだと、私個人としても思うところだったので、やっぱりそうだよなぁ・・・と。
SEOセッションも終盤に入り、“SEOは今後無くなる?”とのお題へ。
三者共に答えは「無くならない」とのこと。ただ、やはり内容自体は変容していくのだろう、ということでした。
辻さんの、「SEOというのは他社DBへの自社データ格納技術」というお言葉については、これまで私自身の中に無かった考え方だったのですが、非常にすんなりと腹落ちしました。
渡辺さん、三沢さんも同様の考え方に加え、よりマーケティング観点でのSEOの必要性をおっしゃられたかと思います。
三沢さん曰く、「トレンドをキャッチアップしながら、ビジネスにつなげていくという観点がより重要になってくる」
渡辺さん曰く、「仕事の愛用は変わるかもしれないが、Search Marketingというところでは無くならない」と。
このあたりでも改めて、SEOというのは技術である一方、飽くまでマーケティングの一環にあるものだということを感じさせられるものでした。
そんなこんなで、あっという間に1時間のSEOセッションが終了。早っ!!
もっといろんなこと聞きたい!!と思いました。
とりあえず一旦前半終了。